兵庫県広域防災センター・兵庫県消防学校の訪問

2020.10.15

さる2020年10月7日、IBIRCセンター長のYuri Adrian Tijerino教授一行は、兵庫県広域防災センター・兵庫県消防学校(兵庫県三木市)を訪問し、2021年度に予定されている技術評価実験に向け事前協議を行いました。

兵庫県広域防災センターの建物
兵庫県広域防災センターの建物

このセンターは兵庫県が阪神・淡路大震災の教訓をもとに整備した兵庫県三木広域防災拠点の中心ともいえる施設です。周囲にはスポーツ・レクリエーション施設が豊富に整備されていますが、これらが災害時には物資輸送や宿営などの対策拠点として用いられることになっています。自然豊かな環境の中にあります。

IBIRCでは2021年度に、欧州で開発された様々な災害初期対応支援技術の検証を行うための評価実験(パイロット)を計画しております。その実験の事前協議および施設の見学のために訪問しました。

会議室。災害時の情報集約のために、テレビや自治体の映像が映写される
会議室。災害時の情報集約のために、テレビや自治体の映像が映写される
耐熱耐煙訓練室
耐熱耐煙訓練室
ガレキ救助訓練施設
ガレキ救助訓練施設

この訪問を通じて、評価実験のイメージがより具体的なものとなり、実験実施に向けた関係者の意欲も一層高まりました。ご多用の中対応いただきました関係者の皆さまに感謝申し上げます。

なお、この事業はEU HORIZON2020 FASTER Project (番号:833507)および日本の国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)(番号:JPMJSC1811)の助成を受けています。

兵庫県広域防災センターの正門前にて。左からYuri Tijerino教授、広域防災センターの田中氏、IBIRC助手の宮崎
兵庫県広域防災センターの正門前にて。左からYuri Tijerino教授、広域防災センターの田中健一氏、IBIRC助手の宮崎康支